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マクドナルドで注文したら「前の客が払ったから無料だよ」と言われたぁ! ほっこりペイ・フォワードw


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ドライブスルーは店内のレジとは違い、自分の前後にいる客を
認識することは難しいですよね。

これから紹介するエピソードは、前後の客が誰かわからない
からこそ生まれた、心が温まる現象といえるかもしれません。

・繋がっていく「メリークリスマス
フロリダのある一人のお客さんが「メリークリスマス」という
気持ちを込めてマクドナルドのドライブスルーで自分の後ろ
にならぶ車三台分の支払いをしたそうです。


一人のお客さんがはじめた
メリークリスマス」が気づけば15人分続き、そこからどこまで
続くか店員が数えたところ、なんと250人分。

※永遠に・・がいいなぁ
・世界に広がるペイ イット フォワード恩送り


このような恩送りの連鎖は今回のエピソードが起きた
フロリダだけではありません。
ホームレスの人がピザを食べられるように、という気持ちから
ペイ・イット・フォワード制度』というものが制定され
今では様々なスターバックスなどの企業も参加し、様々な
飲食店で取り組まれています。

・ブルガリアでも定着しつつあるイタリアのナポリでは
12月10日を「保留コーヒーの日」とし、ナポリ社会の連帯を
示すための他人のためにコーヒー代を先払いしておく
文化があります。
ブルガリアでも定着しつつあるそうです。

・実は日本でも北海道、帯広市にある立ち食い処 結では
ゴチメシというサービスが人気。



ナポリで生まれた保留コーヒーのように、誰かの食事代を
先に払うというシステム。

海外だけでなく国内でもひっそりと行われる『恩送り』。
これをきっかけに見知らぬ人を幸せにする連鎖に参加して
みてはいかがしょうか。




お腹を空かせた誰かの為に...

ペイ・フォワード(恩送り)とは

恩送り(おんおくり)とは
誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく
別の人に送ること。

英語圏では「恩送り」に相当する概念が
Pay it forward(ペイ・イット・フォーワード)の表現で
再認識されるようになった。

アメリカ・フィラデルフィア州でピザ屋を営む27歳の
メイソン・ワートマンさんはウォールストリートで働くビジネスマン
でした。
世界の経済を動かすこの地での三年間の激務の末に退職
フィラデルフィアにて『ローザのフレッシュピザ
(Rosa's Fresh Pizza)』を開店しました。

店内の壁を埋め尽くすのは大量の付箋。
これは、一切れ$1(約95円)のピザ代金の代わりなのです。

      

ある一人の客からの提案

一年程前、一人の客がメイソンさんに言いました。
外にいるホームレスにもピザを買ってあげたい。」
それを聞いたメイソンさんはピザの代金を受け取り
付箋にメモを残しておきました。
これをきっかけに、ホームレスやピザを食べたくても
お金の無い人の為に通常の顧客が代金を余分に支払い
そのお金をプールしておく『ペイ・フォワード (Pay it Forward)』
制度が導入されたのです。

お金を払えない誰かの為に代金を残していった客達は
付箋にメッセージを残し、当初はそれをギフト券代わりに
売り上げとホームレスへのピザの受け渡しを行っていた
というメイソンさん。



しかし余りにも多くの申し出に
付箋が500枚に達した時点でレジでの清算に切り替えた
そうです。


*ピザ屋店主メイソン・ワートマンさん
スターバックスでも取り入れられているこの
ペイ・フォワード制度により販売されたピザは
現在8,400切れにも及ぶとのこと。

起源は本場イタリアの
        『カフェ・ソスペーゾ

ナポリのバールには、一杯のコーヒーを飲むときに
裕福ならば二杯分の代金を支払い、貧しくてコーヒー代も
支払えない人のために使ってもらうという制度がある。

しかし、現代のナポリではこの制度は衰退の傾向がある。
一方、東欧、ブルガリアでは拡大、定着しつつある。

      

空腹を満たすだけではない...
     人々の好意がもたらす力

お腹を空かせた恵まれない人の為に、たった$1で
今現在ある空腹という問題を解決してあげられる
このシステムは素晴らしいですが、根底にある問題は
解決しないのでは?という意見があるかも知れません。

しかし、メイソンさんのこのピザ屋とその顧客達の思いやり
により
身を立て直したホームレスもいるのです。

「ローザ(ピザ屋)に寄付し、私に毎日食べる場所を与え
てくれた全ての人々に感謝の言葉を送ります。
私はあなた達の善意のおかげで立ち直ることができました。
明日から、新しい仕事を始めます!


誰もが世界を良い方向へ変えたいと願い、けれどその為
にはまず私達自身が変わらなければなりません。
ローザのこの素晴らしいアイディアこそが、そのお手本です。
ありがとう!」
      

一方イギリスでは...

12歳のジョッシュ・ブラウン君は電車の中で誰かが落とした
iPhone4sを発見。
持ち主と連絡を取り駅の遺失物部門へ預けておくことを
約束しました。

持ち主の女性はジョッシュ君にお礼をする為連絡先を
携帯電話と共に残すことをお願いしました。

後日携帯電話を受け取りに行った女性ですが
残されていたメモはジョッシュ君の連絡先ではなく
こんなメッセージだったのです。

      

「お礼のお金は心配しないで下さい。
その代わり、誰か他の人に親切にしてあげて下さい
ジョッシュ・ブラウン」

盗まれたら持ち主が
               悪いという常識

ジョッシュ君のこの言葉に感銘を受けた女性は
ソーシャルメディアを利用して彼を探し出し、まるで
映画『ペイ・フォワード』の様だとメディアはこぞって
賞賛しています。

日本人の私達にとってはジョッシュ君の行いは
当たり前の行動であり、なぜこの話が美談として全国紙で
報道されるのか首を傾げてしまうかも知れません。
しかし悲しいことに貴重品を失くしたら98%戻ってこないのが
イギリスの現実であり、財布や携帯電話を失くしても戻って
くるという日本での経験
は、外国人にとって驚異の出来事
なのです。

携帯電話を落としたり、目に見える場所に貴重品を放置して
盗まれたらそれは持ち主の責任であり
盗人はそこら中に存在している。
それが常識である国で生まれ育ったジョッシュ君だからこそ
彼の正直な行動はイギリスの人々の心に響いたのです。

異文化間で学びあうこと

日本人は
世界でも最も親切で正直な国民のうちの一つであると認識
されています。
宗教観はどこかフラットな私達ですが、幼い頃から親や学校
から学ぶ『道徳心』というのは信仰心に負けずとも劣らない
誇り高きものであると言えるでしょう。

しかしながら上記のピザ屋の様なチャリティー精神は
日本にとってはまだまだ馴染みの薄いもの。
数々の震災を乗り越え助け合いの精神は根強い日本人です
一部の強引な慈善事業の押し付けや『自業自得』の考えに
より否定的な人も少なくないのではないでしょうか。


メイソンさんのピザ屋のお話を『海外ならでは』の言葉で
片付けてしまうだけではなく、少しずつ意識を変えることが
できたら、よりよい世界になっていくのかもしれません。