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飲み会での注文でオトコの実力は丸裸になる 3秒でわかるデキるオトコとデキないオトコ

注文の仕方を観察すれば、ふだんのコミュニケーションスタイルがわかります(写真:KAORU/PIXTA)


 注文の仕方を観察すれば、ふだんのコミュニケーションスタイルがわかります



飲み会やパーティーの続く季節です。「デキるオトコは飲み会でも違う」とよく

言われますが、飲み会で何が違うのかは、時代とともにちょっとずつ変化して

いるようです。


 昭和の時代は、余興の出し物のクオリティ、つまり盛り上げる「芸」の違い。


バブルの時代は、知っているお店や料理のクオリティ、つまり「趣味の良さ」の違い。


最近は、会話やおもてなしのクオリティ、つまり「実力」の違い。


という風に。現代はオトコの違いとして「実力」が重視される時代なのかもしれません。


そう言えばデキるオトコは飲み会の会話力やおもてなし力が違うというビジネス書を

よく見かけます。


でも飲み会で男性と会話して観察して、会話力やおもてなし力をチェックするのは

時間がかかる作業です。


そもそも「会話力」や「おもてなし力」って定義が主観的で漠然としていて

評価方法も難しい。


もっとシンプルでカンタンな方法をはたらく女性にご紹介しています。


それは、「注文」です。


デキるオトコとそうでないオトコは、注文というたった数十秒の行為で違いが

ハッキリと表れます。


部下でも同僚でも上司でも、普段の職場において彼らがどうコミュニケーションを

とっているかが如実に表れるんです。


コミュニケーションは仕事の重要要素。


なので注文の上手下手は彼らのデキる度合いをかなり正確に予測できます。


今回は職場やプライベートで飲み会・お食事会が集中する時期にオススメの

オトコを「注文」で評価するお作法をご紹介したいと思います。


男性の部下や同僚の場合、お店での注文は彼らのコミュニケーションのスタイルを

映します。


何をチェックするのか。お店慣れしているか、注文慣れしているかではありません。


注文を取りに来てもらうためにお店のスタッフさんにどう声をかけるかが

チェック項目です。


デキる男子、デキナイ男子の声の掛け方は次の2パターンにきれいに分かれます。


 ・デキる男子:遠くのスタッフさんにはアイコンタクト。

                           近くにいるスタッフさんにはスタッフさんの視界に入った

                           時に手振りで注意をひいて声をかける


 ・デキナイ男子:突然「スミマセーン!」と大声で挙手。


男子の注文スタイルは、仕事の「声掛け」に表れます。


デキる男子は、同僚・先輩への声掛けのタイミングがうまい。


相手の視野に自然と入って会釈しながら「今、よろしいですか?」と

声がけされると、ちょっと忙しくても話を聞いてあげたくなる。


デキナイ男子は相手に好意的に注意を引いてもらうのがヘタです。


職場で背後や視界の外から「スミマセーン」と奇襲攻撃されてしまうと

ちょっと興ざめしますよね。


心理学の研究で実証されているのですが、人は目線が合う時間が長いほど相手に

説得される可能性が高くなります。


目線を合わせてタイミングよく声を掛けるのは、仕事のコミュニケーションを

左右する重要なテクニックなんです。


忘年会やクリスマスパーティーで、若手男子の注文っぷりをチェックして

みてください。


男性上司の場合

お店での注文は彼らの仕事の「指示」の態度を映します。

男性上司に良いお店に連れて行ってもらう時は、彼らが注文をする

パターンが多いと思います。


男性上司が注文する時のチェック項目は、注文を取りに来たお店のスタッフさん

との関係性。

これが職場で部下に指示をする時の態度を表します。

関係性は次の2パターンに分かれます。

 ・デキる上司:仕事を「依頼」する、プロとプロの関係


 ・デキナイ上司:仕事を「命令」する、上下関係


具体的にはチェックポイントは次の3つです。


①第1チェックポイント:スタンス

 注文する時のスタッフさんに対するスタンスです。


 ・デキる上司:接客する側、してもらう側の対等なスタンスを取ります。

                            お店の料理やお酒について自然に質問ができる。


 ・デキナイ上司:客が偉い、自分の方が料理やお酒に詳しいというスタンス。

                                立場や知識、能力で自分が上に立とうとする。


 職場で上司が部下とどんな立場関係を取ろうとするかがわかります。


 ②第2チェックポイント:質問

 注文を決める前に、オススメ料理を質問する仕方です。


 ・デキる上司:希望を伝えてオススメを聞く。

                         たとえば「前菜は色々種類をつまみたいんだけど

                         オススメありますか?」「季節限定的なオススメありますか?」


 ・デキナイ上司:「何かオススメ、ある?」。

                                   質問がばくっとしすぎ。

                                  職場で指示する時の内容の伝え方がわかります。


 ③第3チェックポイント:判断

 注文を決める時、たとえば何皿頼むか判断の仕方です。


 ・デキる上司:判断基準を明確に伝えて判断。

                          「この料理をこっちとあっちの10人でシェアしたいけど

                            何皿くらいですかね?」と聞いて提案してもらい

                          「じゃあ、~皿お願いします!」と判断する。


 ・デキナイ上司:判断基準を伝えず、知りたい情報だけ聞いて判断。

                             「この料理、大きさどれくらい?」と聞いて

                             「じゃあ、~皿。」と判断する。

                             職場で指示の詳細を判断する様子がわかります。

 お客様は神様、職場は上下関係……と考えている上司は

    お店の注文態度に表れます。新しい上司を評価したり、どの先輩に

    ついていくか判断する時に役立つチェックポイントです。


男性のリーダーシップ~オトコの「器」~を評価するお作法です。


それはお店がミスをした時。

たとえばお気に入りのお店で料理等にミスがあった時の対応です。

器の大きいオトコ、小さいオトコ、極小のオトコで対応方法が異なります。


 ・器の大きいオトコ:お店を育てようとする。お店のためにミスは指摘。

                                       謝りに来た料理人さんに、また美味しいものつくって

                                     くださいと笑って励ます。


 ・器の小さいオトコ:怒らないけど後でDisる。ミスは指摘、謝りに来た

                                      料理人さんに紳士的に対応するけど、後でお店を否定する発言。


 ・器の極小なオトコその場でクレーム。ミスを指摘、謝りに来た料理人さんに

                                       怒りを表現。お詫びにサービスを要求。


 その男性がリーダーでメンバーがミスした時、どんな態度をとるかが見えてきます


 オトコは相手より優位に立ちたい生き物。

「客」という立場になった時に、相手に尊敬を感じるか優位を感じるかで

オトコの「格」が分かるのかも知れません。


歴史上の「オトコ」たちを観察し続けた、ある作家の言葉を最後にご紹介します。


 男が自分の技量に自信をもったときの美しさというものは格別なものだが

自らの位階に自信をもった場合は、鼻持ちならなくなる~司馬遼太郎