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来月出産予定の10代女性を追い出した大家。なんと教会に勤める牧師だった!

イギリスのフラット(日本でいうアパート)を賃貸するには
通常は不動産を通すか直接大家とのやりとりになります。
イギリスではこの大家に問題があるケースが非常に多く
日本人からすると考えられないような対応をしたりします。

契約をきちんと交わしているのに黙って住居に入って来たり。


これはもう不法侵入で犯罪です。


大家だからというだけで貸している家に勝手に出入りしていい
はずがありません。


こういうことをされると、女性が借りている場合はレイプ事件など
起こりやすくなるので非常に危険です。


イギリスの法律は日本とはもちろん違うのですが
基本、一ヶ月前など余裕を持って店子に知らせるべきだが、家賃を
週単位で支払っている場合は1週間前に出て行くように店子に
言ってもいい。
そして店子の荷物がまだ運び出されていなくても、鍵を変えてもよい。」
という法律があるのです。


これはあまりにも大家よりの法律ではないでしょうか。


1週間前に「出ていけ」と言われた店子は当然急いで次の家を
探さなければいけません。


法律も大家味方し、大家に権力があるために、店子は突然追い出されても
文句を言えないのです。


      


もちろん極端な場合、大家が罰せられることもあります。


例えば「家の修理を怠る」「勝手に電気、ガスなどを止める」
「スペアキーを勝手に使う」「脅迫、身体的暴行をする」など。


相方の大家による不法侵入は、その時に相方が訴えれば立派に犯罪
として成立したのです。


      


古いボイラーが壊れてもすぐに修理を呼んでくれるわけでもなく
寒い日が続く冬のイギリスで暖房なしの生活。


凍える思いで過ごしたことも。お湯が出ないということは当然
温かいシャワーさえ浴びることができないのです。


この大家は本当に最悪でした。


でも正直、店子は1度や2度ぐらいのこういう問題をわざわざ裁判に
する人は少ないのです。


なぜならば時間もお金もかかるからです。


例え1年の契約でも、できるだけ仲良くしたいと思うのが店子。


その足元を見たかのように全く店子をケアしない大家がイギリスには
大勢いるのです。


ただあまりにも酷い場合は市役所の市民課に相談することができます。


その場合は、市民課は大家に連絡するので、店子が市民課に苦情を
言ったのが気に入らなければなんらかの理由をつけて「出ていけ」と
いう権利が大家あるのです。


つまり、店子にとって、非常に面倒くさいことになるのです。

臨月の身重妊婦がいきなり大家に追い出された


店子にとって借家の苦情を言うのは
契約上お金を払っている限り当然の権利といえるでしょう。


19歳のリリー・シモンズは来月出産予定という身重な身でありながら
なんと大家に追い出されてしまったのです。


クリスマスももうすぐだというのに
身重の体でどこに行けばいいのか。実家に帰るには遠すぎる
赤ちゃんも生まれるから家が必要。


妊婦をこの寒空に放りだす大家はいったいどんな極悪非道なのだ
と思ったらなんと大家は「牧師」だというから驚きです。


人に親切にするのが仕事では?


大家が牧師ということで
今イギリスではこの大家のことが話題に。


「なんという酷い牧師」と批判が相次いでいるとか。
そもそも、シモンズさんはもうすぐ生まれて来る子供のことを考えて
カビが発生している壁の掃除と壊れた家具などの修理を頼んだのです。


ところが牧師が修繕しなかったために
シモンズさんは市民課に苦情を申し立てました。


そのことが大家に発覚し、逆に追い出されてしまったのです。


この牧師の言い分としては「
追い出した時にはまさか彼女が妊娠してるとは知らなかった
。夜遅くにでも電話をかけてきて鍵を失くしただの何だのよく言ってきた。
ガス供給のためのカードにもお金を入れてなかったり勝手に持ち出したりと
色々と問題があったので追い出した。」


だそうですが、世間からはもうすぐクリスマスなのに牧師という
立場にありながら、身重の10代に情けをかけるどころか薄情にも
追い出したと非難殺到。

「もうすぐ生まれるのに…」


シモンズさんとしては当然大家の対応に不満があるとし、またも市民課に
訴えました。


とにかく住む場所を探さなければいけないということで、市民課にも
相談しましたが生活保護者を援助している市民課が斡旋しているフラットは
待っている人があまりにも多くすぐには空かないとのこと。


市民課はシモンズさんに
子供も生まれるし今はとりあえず実家に帰るように指示したそうですが
なんだかこのままでは泣き寝入りのような感じがする。


双方に言い分があるのでしょうが、もうすぐ生まれる赤ちゃんの
ことを思うと牧師の大家がとった対応は非情ではないでしょうか。


イギリスで「良い大家さん」に出会うのは宝くじに当たるような
確率だとみんな言います。