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東芝の次は?「5年以内に危ない企業」を大予測

各企業の決算が発表されるこの時期、巨額の赤字決算となった有名企業の名前が連日報道されている。一流企業、老舗企業、ひと昔前は飛ぶ鳥を落とす勢いだった新進企業も例外ではない。旧態依然としたビジネスモデルから抜け出せず、時代の変化に追い付けない「危ない企業」とはいったいどこなのか?


◆黄金時代の幻影を引きずって現実を見ない会社の末路とは


 経営体質を変えられずに危機に陥っている企業は東芝だけではない。
昨年11月に1000人のリストラを発表し、17年3月期の最終損益が90億円の赤字
となった名門カメラ企業・Nikonも状況は厳しい。

「1台10万円前後の高級デジタルカメラ市場が一部のマニアに受けて立ち上がった
のを見て後追い商品を開発したのですが、完成直前に画像処理用の半導体という
心臓部に不具合が起きて発売中止。


実は発売前に高級コンデジ市場は既に縮小に転じていました。
経営判断ミスと技術力の低下が同時に起きていますね。リストラによる
人材流出もボディブローのように効いてくるでしょう」
(事業戦略コンサルタント・鈴木貴博氏)


 昨年、Pokémon GOのリリースで話題を呼んだ任天堂も同様だ。


「先月、新型ゲーム機・スイッチの発売日と販売価格を発表した直後に
せっかくPokémon GOで持ち直していた株価が大暴落。


価格設定が2万9800円と高額なこと、発売タイトルが少ないことに加え
スマホゲーム全盛の今、優位性のないハードのゲーム機にいまだに
こだわり続ける姿勢そのものに厳しい判断が下されたのでしょう」


 戦後日本の高度成長を支えた神戸製鋼も厳しい状況にある。


「中国経済の失速による建設機械需要の減少、中国における過剰生産に
よって鋼材価格が低迷しているため、17年3月期の営業利益は前年比から
なんと93%減の50億円に。


高級鉱の技術では他社に先んじているという自負がある同社ですが
利益率が低いのが問題。


技術力だけでは国際競争を生き残れない時代にあって、主力事業再建の
明確なプランを描けない限り、今後の見通しは厳しいでしょう」
(ブラック企業アナリスト・新田龍氏)


名門企業ゆえの歴史と伝統が足かせとなって、東芝の二の舞とならないよう祈りたい。