豪州の「Muzz Buzz」、鳥取砂丘への出店決着
店の形が独特のため、環境省が「待った」をかけていた
豪州のコーヒーチェーン「Muzz Buzz(マズバズ)」の鳥取砂丘(鳥取市)
への出店計画。
同社が環境省の指導を受け入れ、来年4月に店をオープンすることを決めた。
当初なかった三角屋根をつけるなど、店のデザインを変える。
環境省が11月、デザイン変更を条件に許可し、マズバズ・ジャパンが
「ブランドイメージに関わる」として本社と協議していた。
本社のウォーレン・レイノルズCEO(64)が14日に来日。
観光スポット・特別保護地区の近くにある予定地などを視察し
16日に出店に同意した。
レイノルズ氏は「日本の文化や行政のやり方を尊重するべきだと考えた」
と話した。
マズバズ・ジャパンは5月
側面が湾曲した長円形のドライブスルー型店舗(約100平方メートル)を建てる
計画を環境省に提出。屋根を三角の形にするなど10回以上の修正を経て
許可が出た。
店の側面はほぼ直線形にし、白が基調だった外壁の色はベージュにする。
鳥取砂丘の管理計画は「半球形、城郭の形等奇抜な意匠」を避け、周囲に
調和した色を用いるよう定めている